歯周病とドライマウス

:歯医者が語る、歯周病治療と歯周病予防

歯医者が語る、歯周病治療と予防について(東京 PCP丸の内デンタルクリニック)

ドライマウス

歯周病とドライマウス(口腔乾燥症)は密接な関係があります。お口の中が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなり、歯周病や虫歯が多発します。

口輪筋を鍛えましょう

口呼吸はドライマススの原因の1つです。唇の周りの筋肉が弱いと日常や睡眠時に口がかわくだけでなく、口が開き、歯並び、咬み合わせにも影響します。又、扁桃腺も乾燥し、免疫力が低下して感染しやすい体質になります。

腹式呼吸のすすめ

横隔膜の収縮と弛緩する呼吸法です。
横隔膜を広げるイメージでゆっくり吸い、倍の時間でゆっくり吐きます。

舌にも歯ブラシをかけましょう。

歯の表面だけでなく、舌にも様々な細菌が付着しています。この細菌が食道を通り全身疾患に影響して、口臭予防にもつながります。舌のうしろから前に「舌専用の歯ブラシ」をかけましょう。
ある介護施設では、寝る前に毎日したところ、4割風邪が減少したそうです。

咬み合せはドライマウスに関係する?

歯の表面が(天然歯、金属、入れ歯の人工歯等)咬耗、磨耗し、上下の咬み合わせの高さが低くなると、食事の時に使う咬筋の力が弱まり、唾液腺の刺激が低下します。磨耗する原因はエナメル質が軟らかい、咬筋が強い、歯ぎしりくいしばりをする。長期間使用している入れ歯、奥歯しか当たらない咬み合わせ等、人様々です。

※「歯の表面はつるつるでいいの?」
磨耗していない歯は、咬頭、小窩裂溝というでっぱりや溝があり複雑な構造をしています。

上下の歯は、点で接触する様になっています。表面がつるつるになると面接触になり、咬み切る事が難しくなったり、歯を支えている骨や筋肉に力が直接伝わり、炎症を引き起こします。

更年期とドライマウス

閉経前後の10年間 45才~55才の時期に女性ホルモンの分泌減少、停止、環境的変化、精神的なものが混在して様々な症状がでると言われています。頭痛、めまい、動悸、体力低下、腰痛、うつ気分、発疹、トイレが近い等。

しかしながら多くの方は、内科、耳鼻科、整形外科、皮膚科、泌尿器科等に通院し、多くの薬を処方され、長期間服用する事により、副作用としてドライマススやドライアイになることが報告されています。

※ホルモン補充療法(HRT)や生活様式の改善(運動、気分転換等)、リラクゼーション療法等、婦人科による治療をお勧め。

小山嵩夫クリニック (東京銀座) http://koyamatakaoclinic.jp/

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